先日、猫様と暮らす部屋探しの、お部屋の間取り吟味をして、とっても楽しかったので実際にお部屋探しサイトに掲載されている物件を勝手に吟味する妄想シリーズをやっちゃいます。完全自己満足です。お部屋探す時、もしくは新築の時に間取りを考える何かの役に立つかもしれません(笑)よかったらお付き合いください。
では早速物件を探します。
今回は超繁忙期に部屋探しをしてた時に見つけたペット共生マンションの間取りです。ちなみに今日検索してみてまだ募集中のお部屋がありました。では、早速間取りチェックです。
平面図
間取りの補足をしますと、玄関を入って正面にドアがありますが、その白い空間はSICです。シューズインクローゼットですね。このSICがあるお部屋が最近は多くなってきました。前回もお話した通り賃貸情報の平面図は縮尺がおかしかったり形状も実際とは違ったりするので微妙ですが、1畳ほどのスペースのようです。縦長なので入って正面の壁面、入って右側の壁面が主な収納スペースになると思います。ペットカートのような大きめで外で使う物がある方には嬉しい収納ですね。猫様の隠れ家にも良さそう。SICなので、多分換気扇くらいはついているのではと思いますので、トイレを置いても大丈夫そうです。
室内写真
アクセントクロスが印象的なLDKと寝室にもアクセントクロスが入っています。さわやかなアクセントクロスと床と建具(ドア等)の色全体を考えてコーディネートしたのか、少し疑問です。建具と洗面台の扉や浴室は、濃い色、重厚感のある色を選んでいるのに、フローリングや洗面室の床、そしてアクセントクロスは軽やかなカラーコーディネートで、個人的には少しまとまってない感じがしました。
例えば、LDのグリーンのアクセントと建具と床はそれだけでは違和感ないのですが、寝室のペールブルーのアクセントクロスが入ると、少し違和感が出てきます。寝室以外の組み合わせだと、少しリゾートな感じで、このマンションの外観や施設は海を意識したデザインなので、そこのコンセプトともマッチする。でもあのペールブルーは、色単体としてはかわいい色で海を意識して選んだと思われますが、色のトーンがマッチしてないからか違和感を感じます。ブルーを使うのであれば、ペールのような優しい弱めのトーンよりも思い切って少し濃いトーンを入れた方が良かったのではと思います。別室とはいえ、建具が引き込みで、普段は開放して使うことが想定されるので、別室としてではなく、LDのアクセントとのバランスも私だったら考えるかなと思いました。
多分濃いブルーだと好き嫌いが分かれてしまうのでペールブルーにしたとも思われますが(LDのアクセントも賃貸としては冒険ですけど)、寝室のアクセントクロスを薄いグリーンやベージュ、茶よりの黄色(からし色やそれを薄くした色)にすれば、全体的にまとまりが出て、且つ好き嫌いが分かれないマイルドなカラーコーディネートになってよかったのではと思います。海のリゾート感も増しますしね。
猫おばさんチェック
住宅の設計等を手掛けてきた建築士、猫おばさん視点を交え、猫様との暮らしに向いている間取りかどうかチェックしましょう。
①猫様に嬉しいポイント
なんといってもサンルーム!これは完全に猫部屋ですよね。意図して図面描いてますよね?って思いました。私ならここを猫様の遊び部屋にします。懸念としては、エアコンがLD側についているので、多分夏は結構暑いかも。ダイレクトにエアコンがあたるのが嫌な猫様が多いので、扇風機とかを利用すれば問題はなさそうです。冬は暖かいでしょうし、窓からお外も見えて最高です。
LDの腰窓もニャルソックポイントですので、窓下あたりにダイニングテーブルや棚類を置けば、特にキャットタワー等の猫様家具を置かなくても猫様は窓の外が見られるのでOKですね。寝室にも窓がついてますので、ここにもキャットタワーを置きたい。
そして、最初仏壇置き場かしら?って思ったLDの観音開きの収納とその下の空洞は、猫様のご飯の場所と猫様グッズを仕舞えます。こういうくぼみがあると色々活用できますよね。LDは人通りが多い部屋ですが、少しくぼんでますので、お食事に集中していただけます。
洗面室の洗濯機横にくぼみと上部シェルフがありますが、こちらもありがたい。トイレを置く場所に最適ですよね。これも意図的に設計されていると思います。(脱衣かごを置くスペースなのかもしれませんが💦)トイレ問題は、最大3箇所確保できますので(SIC、洗面室、猫部屋のサンルーム)、こちらのお部屋は猫様は3匹までは大丈夫そうですね。
②人間に嬉しいポイント
キッチンが独立していることでしょうか。キッチンは猫様にとって危険な物があったり、入って欲しくなかったりする方も多い場所。ドアはないものの、区画として区切られてますので、ペットゲートや脱走防止ドアを付ける等で個室にできそうです。
こんな感じのであれば、賃貸でも取り付けできます。
それから猫様に許可を取れれば、サンルームもお洗濯物干し場として活用できそうで人にも嬉しいスペースですよね。
③惜しいところ
これはいくつかあるのですが、サンルームの位置。このお部屋はLDとサンルームがつながっているので、LDに外の光があまり差し込まないです。以前窓がないLDのお部屋に住みましたが、LDに窓はあった方が良い。一応LDに腰窓がありますが、バルコニー側の方が方角が良い(採光的に)と思うので、こちら側に窓が欲しいですね。別部屋で、サンルームが寝室側についている間取りがあったので、個人的にはそちらのお部屋の方が好みです。
そして、寝室の形状。寝室が細長い形状になっています。これはどんなサイズのベッドもアクセントクロスの壁に沿わせて置かなくてはいけません。アクセントクロス側にベッドのヘッドボードをつけると、LDとの間仕切りがぎりぎり閉まらなくなるサイズなはずです。(写真から推測するに)風水的にベッドのヘッドボードは壁面につける、窓下にベッドのヘッドボードがくるのは良しとしていないので、そこが気になります。
それから猫様の動線を確保するために、引き戸やクローゼットのドアを開けたりしておきますよね。でもLDの入口やSICは片開戸です。空調の効率を考えるとドアは閉めておきたい。ペット共生マンションというコンセプトであれば、片開き戸にはペットドアを導入して欲しかったですね。惜しいです。
まとめ
思いつくままに書かせていただきましたが、あくまでも個人的な意見です。参考になったりならなかったりするかもですが、エンターテインメントとしてお楽しみくださいね(笑)完全自己満足のこのシリーズ、不定期で続けていきますので、よかったらまたお付き合いください。
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