【コロコロうんち・便秘の原因と対策】猫様の快適な排便をサポートする方法

猫様との暮らし

猫様のトイレをチェックしたとき、うんちが硬く小さな「コロコロうんち」だったり、排便回数が少なかったりすると、便秘が心配になります。猫の便秘は、苦しさを伴うだけでなく、放置すると食欲不振や嘔吐、さらには巨大結腸症などの重篤な疾患につながる可能性もあります。

我が家のもちは回数こそ通常でしたが、いつもコロコロ💩でした。その💩のコンディションを改善するために色々研究しました💦
この記事では、まず猫が便秘になる根本的な原因を理解し、その上で便秘気味の猫の快適な排便をサポートするために、キャットフードを選ぶ際に必ずチェックすべき3つの重要ポイントと必須成分について、詳しく解説します。

1. 猫の便秘・コロコロうんちの考えられる原因とは?

猫は、体質的に便秘になりやすい特性を持っています。まずは猫様の便秘がどこから来ているのかを理解しましょう。

水分不足:猫はもともと砂漠出身で、水を飲む量が少ないため、体内の水分が不足しがちです。便が硬くなる最大の原因は、水分が不足した便を排出する際に、腸が便から過剰に水分を吸収してしまうことです。
食物繊維のバランスの偏り:食物繊維が少なすぎる、あるいは逆に不溶性食物繊維が多すぎて、便のカサが増えすぎて硬くなっている場合も便秘の原因となります。
運動不足・肥満:運動量が少ないと腸の蠕動(ぜんどう)運動が低下し、便を押し出す力が弱まります。
疾患・ストレス:腎臓病(脱水しやすい)、関節炎(排便姿勢が辛い)、巨大結腸症、あるいは環境変化によるストレスも便秘の引き金となります。

 2. 便秘気味の猫向けのキャットフードの選び方

便秘対策のフード選びでは、「水分摂取量の確保」「腸内環境の整備」「消化効率の向上」という3つの視点が重要になります。

2.1. 猫が消化しやすい「動物性たんぱく質」がメインのフードを選ぼう

猫は肉食動物であり、肉や魚などの動物性たんぱく質を最もスムーズに消化・吸収できます。

消化効率の向上:消化しきれない未消化物(カス)が少ないほど、便の絶対量が減り、腸内での滞留時間が短縮されます。
原材料チェック:キャットフードの原材料表示は、使われている量が多い順に記載されます。必ず最初の1番目に「肉類(チキン、サーモンなど)」や「魚介類」が記載されている、高タンパク質のフードを選びましょう。

2.2. 食物繊維は「水溶性」「不溶性」がバランスよく含まれたものがおすすめ

食物繊維は、「便を柔らかくする水溶性」と「腸を刺激する不溶性」のバランスが非常に重要です。

水溶性食物繊維(例:サイリウム、チコリー由来イヌリン):水に溶けてゲル状になり、便を柔らかくして滑りを良くし、排便をスムーズにします。
不溶性食物繊維(例:セルロース、ビートパルプ):水分を吸収して膨らみ、便のカサを増やし、腸を刺激して蠕動運動を促します。
選び方のポイント:不溶性だけが多すぎると便が硬くなるため、両方が適度に配合されているか、または水溶性食物繊維(サイリウムなど)が積極的に使用されているフードを選ぶと良いでしょう。

2.3. 硬い便を出しやすくする脂質は15~20%が目安

脂質は栄養素であると同時に、硬くなった便の滑りを良くし、腸からの排泄をサポートする潤滑油の役割も果たします。

適切な割合: 極端な肥満対策をしていない限り、脂質が15~20%程度と比較的バランスの取れたフードを選ぶことで、排便が促されやすくなります。
原材料:サーモンオイル、鶏油(チキンオイル)などの良質な動物性油脂が明記されているかを確認しましょう。

2.4. 乳酸菌やオリゴ糖など、健康維持に役立つ成分も注目しよう

腸内環境が整っていると、便秘だけでなく免疫力の維持にも繋がります。

プロバイオティクス(乳酸菌など):生きたまま腸に届き、腸内細菌のバランスを整え、善玉菌を増やします。
プレバイオティクス(オリゴ糖、イヌリンなど):腸内の善玉菌のエサとなり、善玉菌の増殖を助けます。チコリー由来のイヌリンは水溶性食物繊維としての働きも持つため、便秘対策に有効です。

2.5. 水分不足にはウェットフードがぴったり

前述の通り、便秘の最大の原因は水分不足です。

ウェットフードの水分量:ウェットフードは水分含有量が70~85%と高いため、主食に積極的に取り入れることが、便秘対策の最も直接的かつ効果的な方法となります。
ドライフードの工夫:ドライフードを与える場合でも、水やぬるま湯でふやかす、または猫用スープをトッピングするなどの工夫で、食事中の水分摂取量を増やしましょう。

我が家は基本的にはドライフードですが(もちはドライが大好きなので)、ウェットも1日に1回、1袋をもちとくもで分けて食べてもらってます。もちは具よりもスープがお好きなので、水分が多いウェットにお水をプラスしてスープ状にしてお出ししています。(水を入れすぎると味が薄くて食べません💦匙加減が重要です(笑))具はそんなに食べなくてもスープは飲んでくれるので、OK。最近こそ具もしっかりと食べてくれますが、残りの具はいつもウェット大好きなくもが食べてくれるので、無駄になりません(笑)

まとめ

猫様の便秘やコロコロうんちを改善するためには、動物性たんぱく質を主原料とし、水溶性・不溶性食物繊維がバランス良く含まれたフードを選び、さらにウェットフードやふやかしで水分摂取量を増やすことが基本となります。これらのポイントを意識してフードを選び、猫様が快適に排便できる生活環境を整えてあげましょう。でも、便秘が続く場合は、必ず獣医師に相談してくださいね。

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