猫様と暮らす賃貸探し 物件吟味編と題した賃貸探しの続きです!
前回は、賃貸物件の検索のコツについて解説をしました。
猫OKの物件、しかも多頭OKとなると、本当に選択肢が少ないのが現状。ともかく沢山の物件を候補に挙げるのがコツです。それは、検索にあがった物件全てが猫OKではないからです。
今回は、見つけた物件の吟味です。住宅の設計等を手掛けてきた建築士、猫おばさん視点を交え、猫様との暮らしに向いているお部屋かどうかを吟味ポイントとしてチェックします。
早速、検索結果の一番上に来た物件をチェックしてみましょう。
まずは、平面図からチェック。リビング周りに物が多い人は、ちょっと大変そう。使える壁面があまりないので、家具類が多い方はレイアウトが難しいかもです。
あ!注意点!このLDK8.5畳、これ図面だと広そうに見えますが、キッチン含めてですので、要注意。この感じですと、キッチン部分で2.5畳程度もっていかれるので、LDとして使えるのが6畳弱です。そして人間の動線となるドア前は何も置けないので、最低でもここから1畳分は何も置けない場所と思って頂いた方が良いですね。ということで、LDは5畳程度がスペースとして使えると思った方が良いでしょう。
クローゼットですが、拡大写真がボケボケだったので、写真は割愛ですが、奥行きが深い、幅は半間タイプ(8-90㎝程度)なので、実質奥の棚がついている部分のみ、クローゼットとして使えそうです。小物等は工夫すれば手前の壁面を利用して仕舞えそうですが、あまり大きくないので、荷物が多い方は注意です。ただ、このクローゼットは猫様の隠れ家として開放してあげると喜ばれそうですけどね。
それからエアコンのアップの写真があるのですが、エアコンの位置がバルコニーのある側の窓上だと思うので、LDK側が夏は暑かったり、冬は寒かったりしそうですね。工夫が必要です。
猫様の好きな窓が2面あるのは好印象。方角が北西ですが、この物件は最上階なので、そんなに暗い感じにはならないかと。(窓にどの程度光が入るのか、Google mapで周辺環境を調査します。)日本は南向き信仰が強いですが、ヨーロッパやアメリカでは、北向きを好んだりします。光が一日を通して一定しているとか、家具が焼けないとかの理由ですね。これは好みなので、現場で確認するとして、洋室の窓前2箇所は猫様がニャルソックできるように確保してあげられそうです。キャットタワーが設置できそうなのは、この窓前2箇所とLDK入ってすぐ左(クローゼットドアとLDK入口ドアの間の壁面)辺りに置けそうですね。
そして猫様のトイレの位置が考えどころで、もし2匹猫様がいる場合、最低でもトイレは2箇所ほしいので、LDKに2箇所か、各室1箇所ずつにするかになるのですが…。洋室はあまり広くないのと、人間の寝室になる、そして、猫様のワクワク空間(ニャルソックできる窓がある)なので、トイレを置かない方向でいきたいところです。
ちなみにTVは多分クローゼット入口向かって右横(洋室とLDKの境の引き込み戸)あたりか、洋室に置く想定になっていると思います。猫様のトイレはトイレクロークを活用して、TV下に2箇所まとめて置くか、LDK入ってすぐの壁面にトイレクロークを利用して置くか、になりそうです。空気清浄機や消臭がすごい猫砂が必須アイテムとなりそうですね。
天井高が高め(2.6m以上とか)だと、たとえ広さが狭めでも、圧迫感がなくおすすめなのですが、写真からだと多分2.4-2.5m程度な感じです。こういう場合は、なるべく地べたで生活(笑)、いや、言い方が変ですね。えっと、家具は低い物を置くと圧迫感がなく暮らせます。猫様のタワー類だけが高さがある家具になるでしょうね。
トイレ問題がクリアになれば、2匹までOKそうな物件です。(人間は断捨離をするなりして、多少努力が必要かも)ウチの場合は、ベッドが巨大で(一人なのにこだわりのクイーンサイズ。バンコクのコンドミニアムはキングサイズだったのでその後遺症です(笑))この物件は厳しそうですが、2段ベッドというかロフトベッドのような家具上、家具下空間を活用できるベッドにすると、猫様が楽しめる空間が増え、尚且つ人のスペースも増やせそうなので、ありな物件かもですね。
こういう妄想楽しいですね♪
猫様とお引越し妄想シリーズでもやってみようかな。勝手に賃貸物件を選んで、吟味して、レイアウト考えちゃうとか。面白そう(笑)こういうの好きです。妄想シリーズはまた今度にして、賃貸探しの続き、不動産屋さんとの交渉のコツやお引越しまでの流れをまとめちゃいますね。物件吟味して、決まるまでがまた大変ですからね💦
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