「うちの猫に首輪は必要かな?」「でも、嫌がってつけさせてくれない…」
猫様の首輪について、多くの飼い主さんが悩むポイントです。特に、完全室内飼いの場合は「本当に必要なの?」と疑問に思うかもしれません。しかし、万が一の脱走や災害時を考えると、首輪は猫様の身を守る大切な命綱になります。
この記事では、猫様の首輪の役割から、苦手な子への慣らし方、そして安全で猫様に優しい首輪の選び方まで、詳しく解説します。
我が家のもち、くもは、最初は首に何かをつけるのが嫌いな裸族でした。くもはそれでもしばらく首輪をつけてみてくれたりもしましたが、セイフティーバックルの外し方を覚えて、結局自分で外してしまってました。そんなもちくもがどうやって首輪に慣れてくれたのでしょうか。
首輪は必要?その役割とメリット・デメリット
首輪をつけることのメリットとデメリットを理解した上で、必要性を考えてみましょう。
【メリット】
迷子対策:首輪に飼い主の名前と連絡先を記した迷子札をつけておくことで、万が一脱走してしまった場合に、保護された人がすぐに連絡を取ることができます。
個体識別:室内飼いの猫であることを周りの人に示し、野良猫と区別してもらうことができます。
安全確保:鈴や反射板をつけることで、猫がどこにいるか把握できたり、車や自転車からの視認性を高めて事故を未然に防いだりする効果が期待できます。
【デメリット】
窒息・怪我のリスク:どこかに引っかかった際に首が締まってしまう危険性があります。特に安全装置のない首輪は危険です。
ストレス:慣れない感触や重み、鈴の音などが猫様にストレスを与え、食欲不振や体調不良につながることがあります。
皮膚トラブル:長時間つけっぱなしにしていると、首輪が擦れて皮膚炎になったり、毛が薄くなったりすることがあります。
苦手な子はどうする?ストレスなく首輪に慣れてもらう方法
首輪に慣れていなかったり嫌がる猫様に、無理やり首輪をつけるのは絶対にやめましょう。首輪への恐怖心や人間不信につながる可能性があります。
以下のステップで、焦らずゆっくりと慣らしていきましょう。
ステップ1:まずは「いい匂い」から
いきなり首輪をつけず、おもちゃと一緒に置いてみたり、フードの近くに置いてみたりして、首輪を「いい匂いがする、安心できるもの」と認識させます。
ステップ2:短時間だけつけてみる
猫様がリラックスしている時や、ご飯やおやつをあげるときに、そっと首輪をつけてみます。最初はたった数秒でも大丈夫。嫌がったらすぐに外してあげましょう。
ステップ3:褒めてご褒美をあげる
首輪をつけたまま嫌がらずにいられたら、たくさん褒めておやつをあげます。「首輪をつけるといいことがある」とポジティブな経験を積み重ねさせることが重要です。
安全で快適!首輪の種類と試しやすいアイテム
首輪を選ぶ上で最も重要なのは、「安全対策」と「猫様への負担の少なさ」です。おしゃれさよりも、まずこの2点を重視して選びましょう。
1. 一般的な首輪(セーフティバックル付き)
最も一般的な首輪で、ナイロンや革、合皮など様々な素材とデザインがあります。
選ぶポイント:どこかに引っかかった際に、一定の力が加わると自動で外れる「セーフティバックル(または安全バックル)」がついているものを必ず選びましょう。これにより、万が一の窒息や怪我を防ぐことができます。
2. バンダナ・リボン型首輪
ファッション性が高く、見た目が可愛らしい首輪です。
選ぶポイント:布製で軽いため、猫様への負担は少ないです。しかし、バンダナやリボンの部分がどこかに引っかかりやすいため、注意が必要です。安全のため、こちらもセーフティバックル付きのものを選びましょう。
3. シュシュ型首輪
布製で、ヘアアクセサリーのシュシュのような形をした首輪です。
選ぶポイント:バックルがなく、素材の伸縮性や柔らかさで安全性を確保しています。強い力が加わると自然に外れるため、猫様の首に負担をかけにくいのが特徴です。首輪の感触が苦手な子でも試しやすいでしょう。
我が家はまずこのシュシュから始めました。首に圧迫感がないように、多分通常より緩めの大き目サイズにして試しました。
ケンカをしても簡単に取れるので、試しやすいです。ただ、時々取れずにへんな感じになってる時がありました。タスキになってます(笑)
どんどん慣れて、シュシュをしばらく愛用してましたが、少しレベルアップして、バンダナ型のセイフティーバックル付きの物を買いました。
バンダナ型の首輪は、こちらで購入。柄がかなり多く、個性的なデザインが気に入ってます。シュシュで慣れてくれたのか、くももバンダナを外したりせずにつけてくれてます。
首輪を最初に試した時に嫌がったのは、今思えばやはり硬かったからかなと思います。重くも硬くもないので、首についていても違和感がない。そして、やはりかわいい色や柄のものを付けてあげたい。そうなると、バンダナ型やシュシュのような布性の首輪は種類も多くて良いですよね。
まとめ
猫様にとって首輪は、必ずしも快適なものではありません。しかし、万が一の脱走や災害時など、「もしも」の事態に備えるための重要なアイテムでもあります。無理強いせず、猫様のペースで、安全な首輪にゆっくりと慣れてもらうことが大切です。セーフティバックル付きの首輪や、自然に外れやすいシュシュ型など、猫様の安全を最優先した首輪選びを心がけましょう。
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