ファシリティドッグの猫版は存在する?セラピーキャットや海外の事例を調べてみた

冒険の心得

病院で子どもたちに寄り添う「ファシリティドッグ」の存在をご存じでしょうか。近年はテレビやニュースで取り上げられる機会も増え、日本でも少しずつ知られるようになってきました。SNSでこの存在を初めて知ったのですが、ふと疑問が浮かびました。

「ファシリティドッグがいるなら、ファシリティにゃんこは存在しないのだろうか?」

猫にも人を和ませる力がありますし、実際に猫と暮らしている人なら、その存在に助けられた経験があるかもしれません。そこで今回は、ファシリティキャットは存在するのか、セラピーキャットとの違いは何なのか、日本や海外ではどのような活動が行われているのかを調べてみました。

ファシリティドッグとは?

まずはファシリティドッグについて簡単に説明します。ファシリティドッグとは、病院などの医療施設に常勤し、医療スタッフの一員として患者を支援する犬のことです。

日本では主に小児病棟で活動しており、

* 入院中の子どもに寄り添う
* 検査や治療に付き添う
* 不安や緊張を和らげる
* リハビリをサポートする

といった役割を担っています。単に病院へ訪問する犬ではなく、専門的な訓練を受けた上で医療チームの一員として活動している点が特徴です。

ファシリティキャットは存在するのか?

結論から言うと、ファシリティドッグのような形で活動する「ファシリティキャット」はほとんど存在していません。少なくとも制度として確立された例はほぼ見当たりませんでした。理由は猫の性質にあります。

ファシリティドッグには、

* 毎日決まった時間に活動する
* 病室へ移動する
* 多くの人と接する
* 医療スタッフの指示に従う
* 慣れない環境でも落ち着いて過ごす

ことが求められます。犬はもともと人と協力しながら生活してきた動物であり、このような仕事との相性が良いと言われています。一方で猫は、

* 環境の変化が苦手
* 大きな音や慌ただしい場所を好まない
* 初対面の人を警戒することがある
* 気分によって行動が変わる

という特徴があります。もちろん例外的な猫もいますが、病院で毎日勤務するような役割は猫にはあまり向いていないのでしょう。我が家のもち・くもは絶対できないですね(笑)

海外にはセラピーキャットが存在する

ファシリティキャットはほぼ存在しませんが、「セラピーキャット」と呼ばれる活動は海外で行われています。特にアメリカでは、病院や高齢者施設、ホスピスなどを訪問する猫の事例があります。ただし、ファシリティドッグとは役割が異なります。ファシリティドッグが医療チームの一員として働くのに対し、セラピーキャットは利用者との触れ合いが主な目的です。施設を訪問し、利用者に撫でられたり、一緒に過ごしたりすることで心の支えになる活動です。猫の体調や性格を優先して行われることが多く、犬のような厳密な役割を担うわけではありません。

日本ではほとんど見かけないセラピーキャット

日本ではセラピーキャットという言葉自体を耳にする機会があまりありません。アメリカのような認定制度や大規模な活動も一般的ではないようです。ただし、猫が人を和ませる存在になっている例はあります。例えば、

* 高齢者施設で暮らす猫
* 看板猫として親しまれている猫
* 保護猫カフェの猫
* 地域で人気のある猫

などです。厳密にはセラピーキャットではありませんが、人々の心を和ませているという意味では近い役割を果たしているとも言えます。

刑務所で猫の世話をするプログラムも

調べていて面白かったのが、海外の刑務所で行われている猫に関する取り組みです。アメリカでは受刑者が保護猫の世話をするプログラムが実施されている例があります。内容は、

* 食事の世話
* ブラッシング
* 健康管理
* 人馴れのサポート

などです。保護猫が人との生活に慣れ、譲渡につながることもあります。一方で受刑者側にもメリットがあるとされており、責任感や他者への思いやりを育む効果が期待されているそうです。猫の世話をしたいので、まじめに受刑生活を送って担当になろうとするそうだとか。ファシリティドッグやセラピーキャットとは少し違いますが、猫が人に良い影響を与えている事例として興味深く感じました。

まとめ

ファシリティドッグは広く活躍していますが、猫はその性質上、同じ形で活動する例はほとんど見られません。その代わり、海外ではセラピーキャットや保護猫を活用した刑務所プログラムなど、猫らしい形で人と関わる取り組みが行われています。「ファシリティにゃんこ」は難しくても、猫には猫ならではの役割がありますよね。癒し以外にも働く猫様のお話もまとめてます。よかったら合わせて読んでくださいね。

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