猫様のこだわりポイント、トイレは何が良い?【基本編】

猫様情報

保護猫もちをお迎えする時に準備するように言われたトイレ。実家の猫は半外だったので、実は猫のトイレに対する知識が一切なかったんです。猫のトイレには種類があることも知らなかったので、最初に買う時に施設の方に相談すれば良かったと思ってしまった猫おばさんの経験をシェアさせていただきますね。

ちなみ我が家の初代はこちら

トイレだと丸わかりしないスタイリッシュのフォルム、そしてスコップも天井に格納できるこのタイプです。このピンクも購入しましたが、グレーもあったので、初代はグレーでした。最初の家庭訪問の時に、トイレを見せて自慢しようと思ってました。形が可愛いですしね。ただ、おしっこシートとかどうやって引くのかな???って思ってたところ、これはシステムトイレではないとのこと。システムトイレって?私の知識はそんなものでした。

1. 猫トイレの主な種類と特徴

猫トイレは大きく分けて「システムトイレ」「固まる猫砂用トイレ(オープンタイプ・カバー付きタイプ)」「全自動トイレ」の3種類があります。それぞれメリット・デメリットがあるので、猫ちゃんの性格や飼い主さんのライフスタイルに合わせて選びましょう。

1-1. システムトイレ

システムトイレは、主に上下2層構造になっています。上段のすのこ部分に大粒の猫砂を敷き、猫がおしっこをすると猫砂が吸収せずに下段のトレーに敷かれた吸水シートが受け止める仕組みです。うんちは上段の猫砂で固めて取り除きます。

・メリット:
臭いがしにくい: 専用の猫砂とシートが強力な消臭効果を発揮し、おしっこの臭いが広がりにくいです。リビングなど人目のつく場所への設置にも向いています。

お手入れが楽:おしっこはシートが吸収するため、毎日砂をかき混ぜて固まりを取り除く手間がありません。シートは1週間〜10日に一度、猫砂は月に一度程度の交換で済みます。

猫砂の飛び散りが少ない:大粒の猫砂を使用するため、細かい砂が周囲に飛び散りにくいです。

・デメリット:
初期費用・ランニングコストがかかる:専用の猫砂とシートが必要なため、一般的な猫砂用トイレより総費用が高くなる傾向にあります。

慣れない猫もいる:特有の構造やすのこ、大粒の猫砂の足触りを嫌がる猫もいます。導入時には猫が慣れるまでの時間が必要です。

うんちは毎日処理が必要:うんちは専用スコップで毎日取り除く必要があります。

こんな猫におすすめ:お手入れの頻度を減らしたい飼い主さんや比較的おおらかな性格の猫向き。

実は、獣医さんと尿路結石の話をしてて、そろそろ一度尿検査をした方が良いという話になり、トイレで採尿できないと直接膀胱からとか大変だと聞いて、最近になって急遽システムトイレを導入しようと思い立ちました。結果は撃沈。このお話はまた後日しますね。

1-2. 固まる猫砂用トイレ(オープンタイプ・カバー付きタイプ)

これらのトイレは、排泄物が固まる猫砂で固まるタイプです。猫が排泄するたびに固まった部分を都度取り除きます。形状によってカバーの有無や高さが異なります。

 

『オープンタイプ』
・特徴:
シンプルな箱型で、猫が出入りしやすい開放的なタイプです。
・メリット:
安価で手に入りやすい:初期費用を抑えられます。

お手入れがしやすい:構造が単純なため、掃除が簡単で丸洗いしやすいです。

出入りしやすい:猫が警戒心なくスムーズに出入りできるため、子猫やシニア猫、体が大きい猫にも優しいです。

・デメリット:
猫砂が飛び散りやすい:砂をかく際に周囲に砂が散らばりやすいです。

臭いが広がりやすい:排泄物の臭いが直接空気中に広がりやすいです。

こんな猫におすすめ: 開放的な場所を好む猫。体が大きい猫。子猫やシニア猫。

現在は我が家はこのタイプです。消臭抜群の猫砂があるので、臭いは気になりませんが、飛び散りはあります。飛び散り対策としてトイレクロークやトイレクローゼットと呼ばれる家具に入れると、臭いや飛び散りを軽減しつつ、猫のプライバシーも守れます。

初代のトイレクローク

アイキャッチの画像が我が家の物。(色違いですね)半分トイレ、半分猫砂ストックスペースで非常に良かったのですが、なにせデカい。

今のトイレクローク

現在はこちらに落ち着いています。(色はこれよりも明るいナチュラル色)両方に穴があるので、一つを塞いで使ってます。カバータイプをやめたのは、もち、くもの体が大きくなって、カバーがストレスになっているのでは?と思ったからです。

『カバー付きタイプ(ハーフカバー・フルカバー/ドーム型を含む)』
・特徴:
トイレの一部または全体を覆うカバーが付いたタイプです。中には、猫が上から出入りする「上から入るタイプ」もあります。
・メリット:
猫砂の飛び散り・臭い拡散を軽減:カバーがあることで、猫砂が外に飛び散りにくく、臭いの広がりも抑えられます。

プライバシーの確保:猫が安心して排泄できるプライベートな空間を提供できます。神経質な猫や多頭飼いの場合に適しています。

・デメリット:
臭いがこもりやすい:内部に臭いがこもりやすく、飼い主がフタを開けた際に強い臭いを感じることがあります(換気扇付きタイプもありますが…)。

慣れない猫もいる:閉鎖的な空間や、上から入るタイプへの出入りを嫌がる猫もいます。

掃除の手間:カバーの着脱が必要なため、オープンタイプに比べて掃除が手間に感じる場合があります。

こんな猫におすすめ: 猫砂の飛び散りがとにかく気になる飼い主さん。置く場所が限られている場合。多頭飼いの場合など。

1-3. 自動トイレ

自動トイレは、猫が排泄を終えるとセンサーが感知し、自動的に汚物を清掃してくれるハイテクなトイレです。排泄物は専用のコンテナに収納されます。

・メリット:
お手入れの手間が大幅に削減:毎日スコップで汚物を取る必要がなく、数日〜1週間に一度のゴミ捨てで済みます。忙しい方や旅行などで家を空けることが多い場合に非常に便利です。

常に清潔な状態を維持:排泄後すぐに清掃されるため、トイレが常に清潔に保たれ、臭いの発生を効果的に抑えられます。

健康管理に役立つ機能:一部の機種には、猫がトイレを使用した回数や滞在時間を記録する機能があり、排泄習慣の変化から体調不良の早期発見に繋がることもあります。

・デメリット:
本体価格が高価:初期費用が最も高額で、数万円から10万円を超える製品も少なくありません。

ランニングコストがかかる:専用の猫砂やフィルター、ゴミ袋などの消耗品が必要になる場合が多く、維持費も高くなる傾向にあります。

作動音や動きを嫌がる猫もいる:清掃時のモーター音や機械的な動きに驚き、怖がって使ってくれない猫もいます。導入時には慎重な配慮が必要です。

故障のリスク:電子機器のため、故障の可能性もあります。

猫砂の種類が限られる:使用できる猫砂の種類がメーカーによって指定されていることがほとんどです。

こんな猫におすすめ:毎日のお手入れを最小限に抑えたい飼い主さん。物音にあまり神経質ではないおおらかな性格の猫。

実は我が家でも導入のチャンスがありました。(案件が来たんです!やったーって思いました!)しかし私の性格(超ものぐさ)を考えると、でっかい本体を掃除するのは結構憂鬱。ゴミ袋交換時の臭いがきついというお話も聞きました。そして猫様の健康管理。うんちをいつしたのはわかると思いますが、うんちの状態を掃除しながらチェックしているので、自動で袋に入れられたら確認できなくて困る!
ということで、結局導入はしませんでした。それにうんちが入った袋が数日トイレにあるということは、人間には臭わないとして、人の数万から数十万倍の嗅覚の猫様も臭わないのか?という疑問もありましたし。

まとめ

基本編では、システムトイレ、固まる猫砂用トイレ(オープン・カバー付き)、自動トイレという主な猫トイレの種類と、購入時に考慮すべき点をまとめてみました。猫様にぴったりのトイレを選ぶことは、快適な共生生活の第一歩。次の【応用編】ではトイレを選ぶときのポイントを解説しますね。

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