先日、福岡市の猫に関する制度を調べていたところ、ちょっと気になる取り組みを見つけました。なんと福岡市では、長生きしている犬や猫を毎年表彰しているそうです。
猫も対象で、基準となる年齢は15歳以上。
不妊・去勢手術の助成などは知っていましたが、「長生きした猫を表彰する制度」まであるとは知りませんでした。どんな取り組みなのか調べてみました。
福岡市では15歳以上の犬猫を毎年表彰
福岡市獣医師会では、福岡市と共催で動物愛護週間にさまざまな取り組みを行っています。そのひとつが「長寿犬猫の表彰」です。福岡市獣医師会の案内によると、対象となるのは福岡市内在住で15歳以上の犬や猫。毎年、長寿犬猫の表彰を行っています。福岡市でも動物愛護週間に合わせて長寿犬猫の写真展示や表彰式を実施しており、福岡市と福岡市獣医師会が一緒に行っている取り組みです。
2025年の市長賞は24歳の猫!
では、実際に何歳くらいの猫が表彰されているのでしょうか。2025年9月に福岡市役所で開催された長寿犬猫表彰式では、市長賞と福岡市獣医師会長賞を合わせて4頭が表彰されました。そのうち、市長賞を受賞した猫はなんと24歳。犬の市長賞は20歳でした。表彰式当日に犬や猫自身が会場へ来るわけではなく、写真が展示され、飼い主へのインタビューなどが行われました。高齢の犬猫をわざわざ会場へ連れて行かなくてもいいというのは安心ですね。
以前は580頭が表彰された年も
福岡市獣医師会が以前公開したシニア猫についての資料を見ると、長寿犬猫の表彰は最近始まったものではないことが分かります。その資料が作成された年には、15歳以上の犬猫580頭が表彰されたと紹介されています。現在は表彰式で市長賞などに選ばれる犬猫もいますが、長寿犬猫そのものを毎年表彰する取り組みは以前から続けられてきたようです。猫の寿命が延び、15歳を超えて暮らす猫が珍しくなくなってきたことも、こうした数字から感じられます。
なぜ長寿の犬猫を表彰するの?
福岡市が長寿犬猫の表彰を行う動物愛護週間は、動物の愛護と適正な飼育について理解を深めるための期間です。福岡市ではこの期間に、長寿犬猫の表彰だけでなく、動物愛護や適正飼育、マイクロチップ、ペット防災などについての展示も行っています。つまり、「長生きしてすごいね」とお祝いするだけのイベントではなく、動物と最後まで暮らすことや、適切に飼育することを考える機会のひとつでもあるのでしょう。猫を迎えるときは、どうしても子猫や若い頃の生活を想像しがちです。でも、一緒に暮らす年月が長くなれば、当然シニア期もやってきます。15歳、20歳と一緒に暮らすことまで含めて猫を迎える。長寿猫の表彰には、そんな「終生飼育」について考えるきっかけにもなりそうです。
どうやって応募する?
ここが一番気になるところですが、福岡市獣医師会の現在の案内では「福岡市内在住で15歳以上の犬猫を毎年表彰」とされているものの、2026年度について、応募期間や具体的な申込方法を確認できる公開情報は見つけられませんでした。そのため、15歳になれば自動的に表彰されるという意味ではなさそうです。実際に申し込みたい場合は、福岡市獣医師会やかかりつけの動物病院などで、その年度の募集方法を確認したほうがよさそうです。
募集方法について新しい情報が確認できたら、この記事にも追記したいと思います。
まとめ
福岡市では、市内在住の15歳以上の犬猫を対象にした長寿犬猫の表彰が毎年行われています。猫と暮らしていると、「元気で長生きしてほしい」と思うのは、多くの飼い主に共通する願いではないでしょうか。病気になったり、できないことが少しずつ増えたりするシニア期まで一緒に暮らし、その年月そのものを「おめでとう」と表彰してもらえる。わが家の猫たちはまだ15歳にはずいぶん先ですが、いつか長寿猫として表彰してもらえるくらい、一緒に長く暮らせたらいいなと思います。

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