活発に遊びながらもどこか繊細で、時に「びびり」な一面があるくも。シャムミックスで白い靴下をはいているスノーシューと呼ばれる猫みたいな見かけが可愛いのですが、くもの普段の生活に彼の血筋がどのように影響しているのか、しっかりと調べてみようと思います。シャムミックスは本当に活発ですので、お迎えを検討されている方の役に立てばとも思います。
1. 「くも」のルーツ、シャム猫の基本的な気質
まずは、シャム猫の特徴や歴史について。シャム猫は、独特のポイントカラーと優雅な姿を持つ、世界で最も古い猫種のひとつです。名前は、原産国であるタイの旧国名「サイアム(Siam)」に由来します。英語では「サイアミーズ」と呼びますしね。バンコクには今も「サイアム」というエリアがありますよ。バンコクのホットプレイスの一つです。
1-1. シャム猫に遺伝する主な性格的特徴
シャム猫の血統は、外見だけでなく、その特徴的な性格も色濃く遺伝します。シャムミックスにも見られることが多い特徴は以下の通りです。
高い知性と強い好奇心: くもは好奇心はありますが、知性は…(笑)
活発で運動神経が良い: 遊び好きで「三度の飯より遊びが好き」がくものモットー(笑)
コミュニケーション能力が高い(おしゃべり): 鳴き声で感情表現をします。
飼い主への強い愛情と依存性: これは、半分当てはまるかな。
くもの場合は、ルーツの大元よりも、スノーシューの要素が強いのかな。では、次にスノーシューについても見てみましょう。
2. 「くも」の個性:スノーシューの魅力と繊細さ
スノーシューは、シャム猫の魅力的な特徴を受け継ぎながらも、異なる魅力を持つ比較的新しい猫種です。
2-1. スノーシューの誕生と身体的特徴
スノーシューは1960年代後半、アメリカでシャム猫とアメリカンショートヘアの交配によって誕生しました。その名前は、特徴的な白い足先が「雪靴(スノーシュー)」を履いているように見えることに由来します。
外見: シャム猫と同様のポイントカラーが特徴で、顔の白い「逆V字」模様や白い足先がチャームポイントです。要は、カフェオレはちわれですよね(笑)体格はシャムのスリムさより、アメリカンショートヘア由来の筋肉質でバランスの取れた中型。瞳の色は美しい青色です。↑くもは、体格は完全にシャムというかタイの猫っぽいんですよね。スリムで長い(笑)あまりにも筋肉質なので、筋肉ねことあだ名をつけたりもしました。
被毛: 短くて触りごごちの良い手触りで、アンダーコートもないのでスッキリとしています。産まれて直ぐはみんな真っ白ですが、時間が経つにつれて、被毛の色が現れてきます。↑これ、よく焦げちゃったとか言われてますが、くもも赤ちゃんの時は白いたぬきでしたが、大きくなるにつれ焦げてきました(笑)
↑こんがり焦げたくも氏(笑)
2-2. スノーシューの性格:シャムとの共通点と独自の特性
スノーシューの性格は、シャム猫の知性と活発さ、そしてアメリカンショートヘアの穏やかで人懐っこい性質が融合したものです。
シャムとの共通点(高い知性・活動性): 賢く遊び好き、好奇心旺盛。おしゃべり好き。
スノーシュー独自の特性(社交性・穏やかさ・甘えん坊): 飼い主だけでなく他人や他のペットにも友好的。常に人のそばにいたがる甘えん坊で、放置されると寂しさやストレスを感じやすいです。
賢いと穏やかは当てはまりませんが(笑)1週間のお留守番の時、知らない人を怖がるくもがシッターさんに硬い表情ながら撫でられてたのは、人のそばに居たかったんでしょうかね。
2-3. くもに見られる「びびり」の背景と理解
すごく活発で暴れん坊将軍のくもですが、結構びびりです。遺伝的なものなのか調べてみました。
繊細さと環境への敏感さ: シャムの血を引く猫は、音、光、人の動き、環境の変化といった外部刺激に非常に敏感に反応します。これが警戒心や不安につながり、「びびり」行動(隠れる、逃げる、固まるなど)として現れることがあります。
用心深さと状況観察力: 賢いため、危険を察知したり、見慣れない状況に対して慎重になったりする傾向があります。これは単なる「びびり」ではなく、「用心深い」行動とも捉えられます。
ストレスへの反応: 繊細な性格ゆえ、ストレスを感じると、食欲不振や粗相、過度なグルーミング、極端な引きこもりなどの行動を示すことがあります。
食欲不振や粗相は全然ないのですが、ベッドの下やクローゼットに引きこもるということはありました。初めての大きな地震の時は、本当にびっくりしたのか、しばらく押入から出てきませんでした💦
3. シャムミックス(スノーシュー)の猫との接し方
活発で繊細、そしてちょっぴり「びびり」。少し難しい猫様ですが、どう接したらよいのでしょうか。
・知的好奇心と運動欲求を満たす。
毎日、たっぷり遊びの時間を作ったり、キャットタワーなど、上下運動ができる高い場所を用意すること。遊ぶ時間の確保がなかなか難しいと思いますが、ともかく日々の運動量を増やすことを考えてあげてください。また、定期的に新しいおもちゃや刺激を提供し、好奇心を刺激すること。動く物なら何にでも興味を示すので遊ぶのは簡単なのですが、やはりお気に入りに対しては夢中具合が違います。色々試して好みにあうおもちゃを探してあげると良いと思います。
・繊細な心に寄り添うコミュニケーション
おしゃべりに付き合い、コミュニケーションを大切にする。気分によって声色がかわるのがとても面白いし、時々は大きな声でなくこともあります。相槌を打ってあげると良いと思います。また、大きな音や急な動きには敏感なので、気を付けてあげてください。何が苦手か普段から行動をよく観察し、個体ごとの特徴を把握することで、ストレスを取り除くことができます。どんな子か、よく理解することからはじめましょう。
まとめ
我が家には白黒はちわれの長男もち、そしてちょっと難しい今日の主役次男のくもがいます。本当に正反対な性格で、飼うまではこんなにシャムミックスの子が難しいとは思いませんでした💦とはいえ、もちが大らかで手がかからないから難しいと思うだけで、そこまで苦労はしていないんですけどね(笑)飼う前にその子の特性を知っていると心の準備ができるかなと思います。色も変わるしおしゃべりもするスノーシュー。おすすめですよ♪
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