最近、おしゃれな高級キャットタワーを見かけることが増えましたよね。木製で、家具のようなデザインだったり、ホテルライクな空間にも馴染むようなミニマルな物だったり。人間目線で見ると、「すごく綺麗だな」と思う商品も多いです。
先日、22万円ほどする高級キャットタワーを見かけたのですが、確かに家具としてはかなり美しいんですよね。ただ、猫目線で見ると、「これ、猫様は本当に喜ぶんだろうか?」という違和感もありました。
もちろん、高級キャットタワーそのものを否定したいわけではありません。
実際、我が家でもカリモクのキャットタワーを使っていますし、素材やデザインにこだわって作られている商品も多いと思います。ただ最近、「人間からどう見えるか」が強くなりすぎて、「猫様がどう使うか」が少し置いていかれている気がするんですよね。
今回は、高級キャットタワーを見て感じたことを、実際に使っている感想も含めて書いてみます。
最近のキャットタワーは“家具化”している気がする
最近の高級キャットタワーって、かなり「家具寄り」になっていますよね。
木製
ミニマル
ホテルライク
インテリア重視
みたいな感じで、人間の空間に溶け込むデザインが増えています。確かに、部屋に置いた時の美しさは大事だと思います。猫用品だけ浮いてしまうと、部屋全体の雰囲気が崩れることもありますし、「インテリアに馴染む猫家具」が人気になるのもわかります。
でも、その一方で、「猫様は本当に使いやすいのかな?」と思う物も増えた気がします。
特に今回見た22万円のキャットタワーは、かなりオブジェ感が強い印象でした。
もちろん安定感はありそうですし、家具として見れば高級感もあります。
ただ、「猫様が何の用もないのに90cmくらいの場所に登って、そのままそこで過ごすかな…?」という違和感があったんですよね。
猫様は“高い場所が好き”だけではない
よく、「猫は高い場所が好き」と言われますよね。もちろんそれは間違っていないと思います。ただ、実際には「高ければ何でもいい」というわけでもないんですよね。
例えば猫様が高い場所へ行く時って、
外を見たい
安全確認したい
人間を観察したい
気配を避けたい
動線の途中
みたいな理由があります。
つまり、「高さ」だけではなく、その場所に行く意味があるんですよね。だから、ただ高い場所を作れば使うというわけでもありません。実際、我が家でも「人間が良いと思って用意した場所」より、普通の棚や家具の上を気に入っていることがあります(笑)猫様って、本当に人間の想定通りには動かないですよね。
実際に使って感じたカリモクのキャットタワーの違和感
我が家では、カリモクのキャットタワーを使っています。ちなみにこれは購入したわけではなく、いただいた物です。頂いておきながら図々しいですが、色々と思う所があります。
まず良い部分から言うと、素材にはかなり気を使っていると思います。土台やてっぺん部分には、ひっかき傷がつきにくいスエード調の人工皮革が使われていますし、「猫様向け家具」としてちゃんと考えられている部分もあります。
ただ、実際に使ってみると、少し気になる部分もありました。まず、飛び乗ると結構グラグラするんですよね。そのせいか、我が家の猫様はてっぺん部分に登りません。
さらに途中のステップは木が剥き出しなので、爪とぎしながら滑っていることもあります。これって、「爪とぎ素材があるかどうか」だけの問題ではない気がするんですよね。
猫様って、爪とぎしながら踏ん張ったり、体を伸ばしたりします。でも、踏ん張る場所が滑ると、動きづらそうなんです。見ていて、「張る場所(人工皮革を使う場所)が違うんだろうな」と感じました。
人間にとっての“木のぬくもり”と、猫様の使いやすさは違う
最近の高級キャットタワーって、「木のぬくもり」を重視したデザインも多いですよね。
確かに人間側から見ると、ナチュラルで綺麗ですし、家具にも馴染みやすいと思います。
ただ、猫様は人間のように「木の質感が素敵」と感じているわけではありません。
実際には、
飛び乗る
爪を立てる
踏ん張る
着地する
といった動きをするので、木が剥き出しだと滑りやすいこともあります。もちろん、すべての木製キャットタワーが悪いわけではありません。ただ、「人間にとって心地良いデザイン」と、「猫様にとって使いやすい構造」は、少し違うのかもしれませんね。
高級だからこそ、“猫理解”まで含めてほしい
もちろん、高級なキャットタワーを否定したいわけではありません。むしろ、素材やデザインにこだわった猫家具には、「猫用品=生活感が出る」というイメージを変えてくれる魅力もあると思います。ただ、高額な商品だからこそ、個人的には「人間にとっての美しさ」だけではなく、「猫様の習性や動き」まで理解した上でデザインされていてほしいとも感じます。
例えば、
どこで踏ん張るのか
どんな角度なら登りやすいのか
どこに安心感を覚えるのか
どの高さなら実際に使うのか
どういう素材が好きなのか
そういう“猫目線”まで含めてデザインされているなら、その価格にも納得感があります。
逆に、どれだけ美しくても、猫様がほとんど使わないのであれば、それは本当に「キャットタワー」として満足度が高いのかな?とも思うんですよね。もしオブジェとして割り切るなら、もっと芸術的な家具やインテリアもあると思います。
でも、キャットタワーは本来、「猫様が心地良く過ごすための家具」のはずです。
だからこそ、人間のインテリア性と、猫様の使いやすさ。その両方を高いレベルで成立させている物にこそ、本当の価値があるのかもしれません。
まとめ
高級キャットタワー自体が悪いわけではありません。
実際、家具として美しい物もありますし、素材やデザインにこだわって作られている商品も多いと思います。ただ、猫用品だからこそ、「人間からどう見えるか」だけではなく、「猫様がどう動き、どう過ごすのか」まで考えられていてほしいんですよね。単なる“おしゃれ家具”ではなく、猫様の行動や習性まで含めて考えられているかどうかが大事なんだと思います。
高級だからこそ、デザイン性だけではなく、猫様の習性や行動までしっかり考えられた、「猫も人間も嬉しい家具」がもっと増えてほしいなと思います。

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